リビア最大の遺跡、レプティスマグナ。
セウェルスの門
道路の十字路の4方向にそれぞれ計4個あります。
最初はカルタゴの港町として発祥、この町出身のセプテミウス・セウェルスが皇帝になり,、ここは一大飛躍をする

右側一番手前の遺跡
まずは”ハドリアヌスの大浴場”から
プールのようなものがあり、施設としても大変大きい
ここの遺跡は全体に砂岩、石灰岩、大理石を使用しています。
厚い荘厳な柱や壁で仕切られ、いくつもの浴室、更衣室、ボイラー室、身体を鍛える場所などがあります。

それも神殿のように豪華で素晴らしい都市であったことを伺わせます
紀元126~127に造られ、運動場や競技場としても使われました。(セウェルスの死亡が237年)

ここの部分は回廊状で、ここを走り回っていたのですね。
ローマ時代の人たちが、そばを走っているところを思い浮かべ、鳥肌が立ちました

社交場の定番、公衆便所。
便器の下は下水道が流れ、前の溝も手を洗ったり、お尻を拭くための水が流れていました
上下水道が完備です

さて、この旅行で一番見たかった最大の遺跡。
レプティス・マグナのフォーラム(集会所)
でかい!!! 広い!!
その広い空間に、所狭しと遺跡の片割れが沢山転がっています
フォーラムとしては今までに見た中で一番。
正面がバジリカです

バジリカに向かって右側の奥に悪魔除けとして有名なメドウーサの顔が並んでいます。
ここは集会所だけではなく市場としても使われていて、商店が並んでいました

バジリカへの入り口付近を散策

バジリカ(裁判所)の中
バジリカとしてはやはり大きい。
キュレーネの遺跡の3倍以上はありそうです
のちにキリスト教が復興すると教会として使われました。
バジリカ様式→コリント様式(アカンサスとハスの花が彫られているのが特徴)の柱です
イオニア式の柱もレンガ状の壁も美しい

ここはセウェルスより前の時代(BC13年)のフォーラムとバジリカ
こちらはずっと小さいですね

市場 青物、魚、オリーブオイルなど、各品目別、に区分けされています

お米(小麦?)の量を量る器具。
各大きさの穴に入れて、下から取り出します。
理論的には現代と同じシステムですよね。
穴の小さいオリ-ブオイルの計量器もありました

トラジャノス帝の凱旋門 やはり十字路の4カ所にあったが殆ど壊れてしまっています。

円形劇場、舞台から客席を見る。
7000人収容
ギリシャの劇場は舞台が狭く、客席が真横まで回り込んでいたが、ローマのは半円形になっている。

最後にレプティスマグナで、一番はずれにある円形闘技場。
なんと24000人の収容能力がある。
午前中人間(剣などの武器を持つ)対動物(何日間か絶食させたライオン、トラなど)、午後は人間対人間の戦いが行われた。

闘技場への入出場門。